他人に対する愛や慈愛の心が自然と湧いてきました


山瀬紀子/33歳/女性

神奈川県横浜市保土ヶ谷区
ヨガティーチャー
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—— 最初に10日間コースを受けたのはいつごろ、どのセンターですか?
2011年4月27日〜5月8日、千葉のダンマーディッチャ。
—— 休みはどのようにして取りましたか?
この期間ヨガ教室を休みにして参加しました。
—— どうして行こうと思いましたか?
ヨーガを続ける上では瞑想は必要不可欠なものと感じていましたが、これまで学んだ瞑想法はなんとなく自分には合わないと感じ、続きませんでした。自分に合う瞑想法を見つけるため本を見ながら色々自己流でやってみましたが、限界を感じ、思いきってコースに参加しようという気持ちになりました。初めてJVAのことを知ってから5年以上経っていました。
—— どういうきっかけでJVAを知りましたか?
複数のヨガ仲間からなんとなく耳にしていました。
—— ほかの瞑想方法(ヴィパッサナーを含む)は検討しましたか?
   もしくは、試したことはありますか?
マントラやイメージを使った瞑想など色々経験したことはあります。
—— 最初のコースを終えて、何か変わりましたか?
他人から見るとほとんど変わりはなかったようですが、自分の心の内側はがらりと変化しました。
「無常」---すべては移り変わる、という現実について、言葉の上だけではなく、自分の経験として実体験出来たことは本当に大きな体験であり衝撃でした。すべてを任せる、受け入れるという気持ちをより持てるようになりました。(でも、こういう気持ちも時間が経つにつれてどんどん薄れてしまうのですが……)

それから、食生活をシンプルなものに変えたいと思うようになりました。
—— コースから戻ったあと、周囲の人たちから何か言われましたか?
やせたねと言われました。
—— またコースに参加してみたいと思いますか?
思います。
—— これまで10日間コースに何回参加しましたか?
   複数ある場合は、およその時期を教えてください。
10日間コースは1回だけですが、最初のコースから半年後に3日間コースに参加しました。
—— 日々の瞑想は実践していますか?
週に5〜6回、朝に30分から1時間行なうようにしています。冬の朝は寒くて回数が若干減りました。
—— 周囲の人にコース参加を勧めたことはありますか?
あります。家族と、ヨガの生徒さんに。
—— 瞑想をしていることについて、
   友人や家族など、周囲に人にどう思われていますか?
元々ヨーガをしていることもあり、友人や家族は今さら何も言いません。ただ、ヴィパッサナーに参加したいと言ったときには、家族(夫)がとても心配しました。怪しい宗教ではないか? 勧誘されるのではないか? など。しかし、初回に無事に帰ってきて何もなかったことで心配がなくなったようで、次回以降参加するときにも快く送り出してくれるようになりました。
—— 一日瞑想会やグループ瞑想会に参加したことがありますか?
   ない場合、参加しようと思いますか?
ありません。近所であるなら参加したいですが、わざわざ遠くまで出向こうとは思いません。
—— 意見交換など、横のつながりの必要性は感じますか?
   ある場合、どんなところに期待しますか?
あまり感じません。体験はそれぞれ違うし、プライベートなものだと思うから。また、繋がりすぎるのは個人的にあまり好きではないので。輪が出来すぎると逆に周りが見えなくなりそうな気がします。
—— コースに参加して、改善してほしいことはありましたか?
テント宿泊は時期によっては寒くてつらいので、全員が宿舎に泊まれるようになるといいなと思います。


【以下、サーバー(奉仕)体験者の方へ】

—— サーバーをしたのは、最初のコース参加後からどのくらいあとですか?
2012年3月18日〜29日にフルタイムのサーバーをしました。最初のコースから約1年経ってました。
—— どうしてサーバーをやろうと思いましたか?
実は自分から希望したわけではありませんでした。生徒としての参加申込をしたのですが、奉仕者不足のため、お願いされたのを引き受けた形です。
—— 初めてサーバーをして何を感じましたか?
今の自分に必要なものはこれだったのだなと思いました。自分には奉仕などまだまだ難しいだろうと思い、敬遠していましたが、今回思いがけない形でサーバーとして参加できたことは、かえって運がよかったのかもしれないと思っています。
—— 生徒での参加とサーバーでの参加では、何が違いましたか?
生徒での参加は、自分との対話。自分を掘り下げ、自分を知る作業。ひたすら、自分中心。自分軸での10日間。一方、サーバーでの参加は、自分を尊重しつつも他の誰かとの調和を要求された10日間でした。

生徒での参加とは違い、沈黙もなく、日常生活のような10日間だったので、日常生活と瞑想とを両立させて生きていくという自分の理想を体現していくためのよいトレーニングとなりました。

また、仕事は何も考えずとにかく必死にこなしていくだけでしたが、その中で、自分の中に他人に対する愛や慈愛の心が自然と湧いてきたのは自分でも驚きました。コースマネージャーとして日々を過ごすうちに、どんどん生徒のみなさんを好きになっていく自分がいました。話しかけて応援したいけど、「聖なる沈黙」期間なので話せない。そんなジレンマも感じました。10日目にみなさんの笑顔が見られて、本当にうれしかったです。

今後の自分の実生活や仕事面に直接的に生かせるのはどちらかというとサーバーでの体験だったように感じます。
—— またサーバーをやろうと思いますか?
本当に疲れたので、今すぐには心が向きませんが、いずれ、もう一度やりたいという気持ちはあります。「働く」ということの初心に帰る意味でも、自分には必要なことだと思うので。
—— 生徒として参加したいと思う場合、どんな理由ですか?
社会生活に疲弊して疲れきった時には、誰とも話さなくてもいい生徒として参加したい。あと、体重を落としたい時にも生徒で参加したいです。
—— その他、何かあれば
生徒としての参加だけではもしかすると不完全なのかもしれません。生徒での参加とサーバーでの参加は、鳥の翼のようで、ひとつでは足りなくて、両方の体験があってこそ、瞑想の効果を最大限に引き出せるのではないかと思います。




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たった十日間で本来の自分を取り戻せます。ブッダが悟りを開くきっかけになったヴィパッサナー瞑想のなかで、日本ヴィパッサナー協会(JVA)が行なっている十日間コースの参加者を対象に、コース参加前後でどのような変化があったのかを聞く。